私は息子が生後間もない頃から、まねっこ遊びとして息子の発する言葉を模倣し続けてきました。現在は、模倣だけでなく、ありがとう、そうだね、わかったよ、など、彼のコミュニケーションを理解し受け取ったことを彼にしっかりと伝えることを大切にしています。しっかり受け取ると、安心して楽しそうに息子はお話をします。また、こちらの話をしっかり聞いて理解しようとしてくれます。息子はお話し好きに成長し、2方向のコミュニケーションが成り立つようになってきました。
スキンシップとまねっこ遊び
毎日こどもと行っていることは、まずはたっぷりのスキンシップです。
絵本20冊を読み聞かせしているのですが、こどもはあぐらのなかに座り私は彼の背中から腕にかけてすっぽり包み込むような姿勢で読みます。おもちゃで遊ぶ時もよくふれあいながら遊びます。向き合って遊ぶ時も、時々頭や背中をなでたり抱きしめたりします。ごはんを食べているときも頭や背中、足をなでたりします。お風呂でも同じように過ごします。私がそうしたいだけなんですが。こどもは安心して笑顔で過ごしていると感じます。
まねっこ遊びも赤ちゃんのときからずっと行っています。
ただただ彼が発する言葉を模倣するのです。まねっこすると、笑顔になります。自分が発した言葉を聞いてくれた、受け取ってくれた、自分で発した言葉を自分が聞いたように、同じように聞いて同じように返してくれた、そう思うのかもしれません。やはり安心しているようにみえますし、自由に話し歌い楽しんでいます。そして私が話したり歌ったりすること、他で聞いたり見たりすることを楽しそうにまねっこして遊んでいます。
私が家事で台所や洗濯場などで集中しているときや席を外したときは、彼もひとり遊びをしっかり楽しんでいます。人見知りをせず、パパは大好きで、じいじやばあば、他のひととも一緒に楽しく過ごせます。日頃の安心感が心の安定と明るさにつながっていると感じます。また、私自身が日頃から夫を大切に思い、じいじやばあばともよいコミュニケーションをとり、他のひとや道端で出会うひとなどにもよく挨拶し、こどもに微笑んでくれたり話しかけてきた方に感謝を伝えているのは、こどもにとっても良いことなんだなと感じます。このように、少しでもうまくいっていると観察したことは強化します。反対にうまくいっていないと観察したことは解決していきます。
よく観察すること、より良い決定や結論、解決策を見出すこと、そして行動することが大切だと思います。